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食育の窓

明和学園短期大学 食育研究会会長 大川 章
 本学は1956年に明和生活学院を創設し、現在の短期大学までに約3000人の栄養士を養成してきました。これらの卒業生達は、全国とりわけ群馬の地では栄養士の先達として中心的に重要な仕事に携わっています。群馬では栄養士養成に先鞭をつけた学園です。食育は当時より行われておりましたが、必ずしも充分ではありませんでした。世相の混乱や、家庭の絆、家庭教育力の弱化は誠に憂える状態にまで進んでまいりました。そこで政府は国を挙げて食育について国民運動を起こすことになりました。食育は徳育、知育及び体育が基本である教育の基盤であるもっとも大切なものであると位置づけ平成17年に「食育基本法」を制定し5年計画で実行することに決めました。各都道府県でもこれにならって実行計画と目標設定して施行されつつあります。
 本学でも従来の食教育をより充実し、研鑽するとともに啓蒙運動も積極的に行うことにして、「食育研究会」を平成19年4月26日に発足させました。栄養学だけでなく、農学、教育学、医学、哲学、心理学、社会学、経済学など各分野のスタッフを集めて総力を挙げて実行する態勢を創りあげました。

食育研究会

建学の精神
 教育の三原則は徳育、知育及び体育であったが、それに食育を加える必要が生じてきた。食は人間の心をつくり、体を保全する。国は食生活の問題に対処するには、国民的取組が必要であるとして、平成12年に「食生活指針」を策定。平成17年には、国民一人一人が食育の推進に取り組むことが求められる「食育基本法」を成立させた。群馬県においても群馬県食育推進計画として「ぐんま食育こころプラン」を作成し、平成12年までの計画目標を設定した。
 本学では、客員教授・医学博士の大川先生から、このたびの食育基本法の制定に伴い、「本学の人材をフルに活用し、本学が食育教育に関する先導的役割を果たすべきであるとの提言があり、これを受け、4月26日、東方館校舎で「第1回食育研究会」を開催し、 関係教職員33名の出席があった。この席で、会の名称を「明和学園短期大学食育研究会」とし、食育について農学、食品学、教育学、社会学等の学際的連携と産官学協同の調査、研究等を行うことによって、健康で文化的な国民生活と豊かで活力のある社会の実現に寄与することを目的としてスタートした。具体的には、本年度は食品、地産地消、家庭・保育所・学校の食育活動、食文化、思春期ダイエット、成人のメタボリックシンドローム等の幅広いテーマを内容とする教科書を作成し、授業での活用や一般向けの頒布を予定。また、食育に関する公開講座を解説することにし、県等と連携して生活の基本となる食育の普及を目指すこととした。なお、本学研究会の発足は、広く県民の方々からも期待されることとなった。
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