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令和2年度一般入学試験(四期)の小論文の出題内容公開♬

2020年4月30日

 今回のブログでは、令和2年度入学試験一般の小論文で出題された問題文を紹介します。

 問題では、このエッセイの他に群馬県がホームページで公表している群馬県移動人口調査と外国人住民数に関する資料をもとにした「群馬県の人口と外国人住民数の推移」と「平成30年12月末での外国人住民数の出身国の内訳」を示した表を併せて出題しました。

 多様化について群馬県が抱える問題点を指摘し、その背景と解決策を論じる問題でした。本ブログでは、データ部分の掲載はしませんが、問題本文と出題の概要を確認してください。エッセイの内容把握と数的データの特徴を捉え論述する教科・科目横断型の総合問題となっています。令和3年度入学試験でも、一般入試小論文では、教科科目横断型の総合問題の出題を予定しています。

 今後、過去問をはじめとした入試の情報等もブログに公開します。ぜひ、ブログもチェックしてください。

 

令和2年度入学試験一般(四期)の小論文で使用されたエッセイ

 9月に行われたラグビーW杯の日本代表の試合を見て、将来の日本のあるべき姿を見たような気がする。

 W杯出場を夢見て来日し、日本代表になった者。愛する家族のために日本国籍を取得した者。国籍の違う両親の元に生まれた者。人生を懸けて少年時代に日本を目指した者。様々な理由や背景で桜のジャージを着るに至った選手たちが、日本のプライドをかけて列強に挑んでいた。

 ある試合後のインタビューの中で、外国籍から日本国籍となった選手が、「台風のあと。ラグビーは小さいこと。亡くなった人、家がダメージ受けた人、皆さん頑張ってください。」と語った。

 彼のインタビュー内容は、私の心をふるわせた。そして、台風の被害にあった国民に大きな勇気を与えるのに、十分な言葉であった。

 これからの日本社会では、国籍や納税の有無の問題ではなく、自分が日本人のコミュニティで、「どんな役割を果たし、何を享受するのか。」が問われる時代になると思う。

 彼のインタビューでのコメントは、堂々たる日本コミュニティのメンバーの発言と言えるだろう。真の日本人と言いたい。

 インターネットや交通網が整備され、情報・人・モノが世界規模で動く時代になった。世界は、小さくなった。これからの技術の発達を考えると、もっと小さくなるだろう。そんな社会になったとき、人種、性別、国籍、政治、宗教、障害の有無を問題にする国は、小さくなった世界地図の隅に小さく描かれることになるだろう。

 

(出典 作者非公表 試験問題のための書き下ろし)

 

註 桜のジャージ … ラグビー日本代表のユニフォームの愛称。左胸に桜を模したエンブレムが付いていることから呼ばれている。

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